今日の「映画鑑賞」(164)(堺市夢見頃)
「時代を撃て・多喜二」【邦画】2005年

監督:池田博穂
出演:小林多喜二(写真)、田村高広他


あらすじ
 秋田に生まれ、小樽で銀行に勤めながら小説「蟹工船」「一九二八年三月十五日」などを書いて世界に知られる作家、小林多喜二(1903?33)は、1933年2月20日特高警察に捕らえられ、その日のうちに殺され、彼の作品は“国禁の書”として抹殺されてきた。  この記録映画は、多喜二の生涯を当時を知る人の証言や、これまで公開されていなかった貴重なフィルムを構成して完成しました。  俳優の田村高広さんが出て、 父の阪東妻三郎がプロレタリア文学と小林多喜二を尊敬していたという話や、元ボクサーの赤井英和さんが、高校時代に先生から薦められて「蟹工船」を読み、非常な感動を受けたエピソードを語るなど、多喜二ファンの広がりを描いた見事な記録映画です。  多喜二の母・セキの言葉を浅利香津代が秋田弁で朗読をしていますが、涙を禁じえません。
あらすじ参照ホームページ
http://www.jcp-kyoto.jp/culture/2006/01/10070.html
感想
 軍国主義一色の時勢に平和と民主主義や労働者の人権を主張し国家権力に弾圧にめげず活動した事で特高警察によって29歳で虐殺された小林多喜二の生涯は、今まで「蟹工船」を映画や本でふれた事が有りますが、改めて小林多喜二の自分の意志を貫いた生き方に感動しました。  今読んでいる「不屈 瀬長亀次郎日記」の瀬長氏や宮本顕治氏が獄中に有っても社会発展を信じて不当な弾圧に不屈に闘い抜いた生き方とダブって鑑賞しました。
(2007年12月吉日)
詩集メニュー 次詩集 前詩集